「ロック&キー」NETFLIXを見よう(仕事もちゃんとしよう)
- nakapjapan
- 2020年4月15日
- 読了時間: 6分

※絵は、美術を生業にしている柴山恵理子さんの絵です。 「ロック&キー」仕事をしっかりしながらも、NETFLIXを見ましょう。 リモートワークサラリーマンといえども、 さぼりすぎは厳禁です。 会社への通勤時間分の新たに生まれた時間を大切に使いましょう。 という働く前提の元、「ロック&キー」を見ました。 わたくし、アニメーションを作っておりますが、 仕事でお付き合いのあるクリエーターさん達から良く、 NETFLIXのオリジナルドラマ作品は、シナリオ的にすぐれた作品が多いと人から良く聞きまして、 早速見始めました!! スティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒルが手掛けるコミック 「ロック&キー(Locke & Key)」 これまで何度もTVや映画が企画された原作のようだが、 NETFLIXでシリーズ化されることになったそうです。 比較的ファミリー向けのフィルムの空気をまとっているように見えた 「ROCKE & KEY」だったが、さすがスティーブンキングさんの息子、ジョー・ヒルさんの作品。 ドキドキ拝見させて頂きました。 1972年生まれのヒルさんは、スティーブンキングの息子であることを隠しながら 短編小説を執筆、いくつか賞を受賞したのちの2007年にその素性を明かしたそうで、 たたき上げですね(尊敬できそう) 売れない10年近い年月の中で、スパイダーマンの単行本のエピソードを書かないかと お仕事の依頼を受け、ストーリーをいくつも作ったそうだが、オリジナルエピソードを考えていく中で、 「魔法の鍵」が登場する謎の屋敷を舞台にした作品を作りたいと思っていたということです!
ということで紹介したいのは「ロック&キー」。
〇フォーマット
2020年製作 全10話(各話約1時間以内、平均的には50分を切っている) 原作:ジョーヒル 脚本:ジョーヒル+仲間達 〇ストーリーの概要 1話 あらすじ ロック家がキーハウスに越してきて タイラーとキンジーは新しい高校に通い始める。 見知らぬ女性と知り合いになった末っ子のボードが、驚きの発見をする。 このように描かれています。 ビジュアルと場面写真を見ると、ハリーポッター感あるのでファミリーで見ても安全感あるのですが、サスペンス、ホラー、ラブ要素もありますので、子供との視聴は非推奨です。 まずキャストに関しての感想ですが、 ボード(ジャクソン。ロバート。スコット 11歳) 純粋、好奇心旺盛で好ましい少年 キンジー(エミリア・ジョーンズ 18歳) 陰気で美しい、絵が上手な女の子 タイラー(コナー・ジェサップ 25歳) 長男 カッコいい、スポーツマン、頼りになる男子 この若者たちがキラキラしていて最高、そして3人とも見た目が綺麗です!(あたりまえか) 〇ストーリー 物語冒頭、鍵を胸に差し込む セリフでレンデル(主人公たちにお父さん)が死んだところからスタートする。 それに呼応して、自身の胸に鍵を差し、家とともに炎上するマーク・チョー 死ななければならないほどの秘密を抱えている。重要情報が秘められた燃える写真。 視聴者にとって長々しい説明はなく、ロック家が問題を抱えていて舞台となるキーハウスに引っ越してくるところからスタートします。 作劇をシーンの進行をしながら設定を伝える方式ですが、とっても見やすいです。 秘密を抱えていることが映像の雰囲気で伝わってきますので、 冒頭15分で、いきなりキンジーと恋仲になりそうな気配を放つ、 ツーブロックゴリラ=スコット役(ペトリス・ジョーンズ 26歳)とアイス屋さんで偶然の出会い(たのむ、キンジーと付き合わないでくれ、と願いながら見ていました。) キーハウスに到着したロック家 ボードは井戸の奥底から聞こえる声 ドッジ(美人)と出会う 彼女に明確な目的があることは自明で無垢な少年ボードは不思議な出会いに好奇心をくすぐられる。 キーハウスの中には「魔法の鍵」が隠されており、その鍵からささやき声がする、 その声が聞こえるのはボードだけ、ボードは次々とその魔法の鍵を見つけていく。 こちら、素敵ポイント 魔法の鍵がはまったときの回転音が機械仕掛け感満載で気持ちいい 緊張感のあるホラー要素のある演出もある。 単調なドラマではないので、何かをやりながら見は非推奨 夜にみると、怖さが際立ってより効果的に楽しめます。 作劇上、嘘の数が多くなりすぎるとストーリーに地に足がつかなくなることがあります。 本作はいくつの嘘がドラマに使用されているのかを記述しておきます。 あえて嘘とかいていますが、現実では再現できないことを「嘘」と個人的に読んでいます。 劇中で描かれる嘘は3つ 1.魔法の鍵 2.魔女(ドッジ)の存在 3.ロック家の存在(鍵の保持者としての能力) (他、気付いた時に書き足す) 〇全体の構成要素 ・前半、少年の好奇心に導かれるままに楽しく見れます。キンジーは美しくナイーブで、 タイラーは、頼りがいがありかっこよく、非モテ感があり好感が持てます。 主人公たちの会話の中で死んでしまった父を思い出す流れで過去の情報を得ることができます、大切だった父との記憶と、ある事件がどうしておこってしまったのかの情報が開示されていきます。 ・中盤 秘密の核、知らなかった秘密に近づいていきます。 「魔法の鍵」の力は枚話必ず最低1回以上は発現されます。 この能力のが発現により 過去の自分への影響を与えること 自分自身のメンタルを少し変えること 知らなかった過去の記憶、情報を知れること など今と過去に関して影響を与えることができます。 それによってこれからの自分たちの行動が変わっていくところに、 鍵と人間のドラマがうまく作用されているのです。 ・後半 是非見てください。(ハラハラします) 〇キーワード 鍵がどんな存在か 魔法のような物、 鍵一つにつき、一つの能力が込められている。 鍵が、ロック家の兄弟たちに与える影響 未来への可能性、過去との決別、 ささいなことだけどこれから選択する未来がかわっていく 自分たちがあったらいいな、ほしいな、と思えるドラえもんのアイテム感のある設定です。 〇おすすめポイント サスペンス、ホラーのライトな作品を求めている人に推奨作品です。 話の展開速度、各話のラストはかならず引きを作るあたりに、 プロデューサー、ライター陣のうまさを感じます。 ボードの好奇心と純粋さをハラハラしながら楽しむ キンジーの美しさと、その変化を楽しむ タイラーを通して、充実できなかった学生生活の記憶をもらう(私もこのようになりたかった) NETFLIXは本当に凄いストーリーを映像化してくれてます。 是非皆さんご視聴ください。 これで月額800円は安いです。(製作費は各話10万倍以上かかってると思いますので、お得です!) それでは、皆さん、よい平日をお過ごしください!
ともに生き抜きましょう!
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